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月: 2021年2月

長野県の夜空がサーチライトなどで損なわれないために

長野県の夜空がサーチライトなどで損なわれないために

塩尻北インターチェンジ近くのサーチライト。動きが分かるよう連続写真を合成しています。

サーチライトは長野県には相応しくありません!安全安心な夜空を願います。

2020年12月から長野道塩尻北インターチェンジ付近のホテルにサーチライトが点灯されました。塩尻市や松本市にお住まいの方で夜空を動き回る光を目にした方も多いと思います。この光は松本市北部や安曇野市をはじめ、松本平全域から見えています。夜空が明るくなったり、光の光跡が天体観測の支障になっています。また、子育て中の方から「子どもが不安がっている。やめてもらう方法はないでしょうか?」という意見も寄せられました。

長野県の夜空にサーチライトは必要でしょうか。

サーチライトなど空に向かって照らす光は、光害(ひかりがい)という公害のひとつです。不適切な照明の使い方により生じます。動物や植物等生態系にも対しても影響を及ぼすとされ、環境省の「光害対策ガイドライン」には、ホタルの消失や紅葉の遅れなどの悪影響があると記述されています。

しかし残念ながら、光害を規制する法律や条例は、国をはじめ、長野県や塩尻市・松本市にもありません。

夜空を照らすサーチライトの強い光は、気味悪さを感じるだけでなく、星空を大切にしている長野県の観光にも悪影響を与えるものです。さらにエネルギーの面からも、SDGsの理念を反映した長野県が目指している目標の「確かな暮らしが営まれる美しい信州」の面からも規制が必要だと考えます。長野県は、多くの市町村から天の川が見られる美しい県ですが、近年照明のLED化により、夜空が明るくなってしまっています。

たとえ、塩尻市や松本市で規制する条例ができたとしても、どこかで第2第3の光害が発生することも考えられます。

このような理由から、今回のことを契機として、空に向かって照射する無意味な光を規制する「光害防止条例」を長野県で制定することを要望します。

要望する条例は、街灯など屋外照明自体を規制するものではなく、イベント等で一時的にライトアップすることを規制するものではありません。継続的に夜空を照らす光を規制することを目的としています。

この考えにご賛同いただける方は、是非賛同の後押しをしていただけますでしょうか。ご協力をお願いいたします。

■インターネット署名
http://chng.it/Gjvb2p4J
賛同するとシェアの呼びかけがあり寄付を求められますが、寄付を集めるのが目的ではありませんので、寄付なしで結構です。

■アンケートフォーム
https://ssc01.jp/hikarigai/2021hikarigai/202102iken.html
回転サーチライトについて、光害全般についてご意見がありましたらお寄せください。

なお、賛否問わずご意見をいただけると幸いです。いただいたご意見をまとめて長野県へ陳情することにもつなげていきたいと考えています。