2016.11.23 更新

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光害(ひかりがい)について



塩尻星の会では、2003年より継続して光害調査を行っております。
この調査の始まりは、長野市立博物館と天文同好会“しなの星空散歩会きらきら”が実施している調査に参加したことがきっかけです。

2003年〜2005年までは、長野市立博物館のご協力のもと、リバーサルフィルムを使った写真による調査を行いました。2006年以降はスカイ・クオリティ・メーター(以下、SQM)(*1)、2013年以降はより精度の高いSQM-Lによる測定で調査を継続しています。
(*1)夜空の明るさ(背景のバックグラウンドレベル)を測定するカナダ製の測定機器

SQMについての概要は、こちらのページをご覧ください。
塩尻星の会での調査結果は次のようになっています。
経年変化をまとめたページ
調査地点一覧(2016年まで)   環境省の全国星空継続観察

調査地図
調査地図年度別     2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年

調査報告(文書)
調査報告(2003) 調査報告(2004) 調査報告(2009);PDF


光害とは?

より詳しい説明は、こちらの資料をご覧ください。

☆★☆★
最近は星が見えにくくなりました。
その理由として、夜空が自然の状態より明るくなっていることがあります。これは街灯やネオンなど屋外照明の光が上空に漏れ、夜空を照らしていることが原因であると考えられます。これが光害です。“光害って何?”と思われる方も多いかと思いますが、環境省では、光害について次のとおり定義しています。

『光害(ひかりがい)とは、良好な「光環境」の形成が、人工光の不適切あるいは配慮に欠けた使用や運用、漏れ光によって阻害されている状況、またはそれによる悪影響と定義する。』


本来、屋外照明は、照らすべき範囲(照明領域)に光を照らすべきですが、その範囲を超えて照らしてしまうことが光害となります。
このような、照らすべき範囲を超えた光を「漏れ光」と呼んでいます。
図のように、漏れ光の中でも上方光束となる上空を照らすような照明が夜空を明るくしてしまい、星を見えにくくしているのです。また漏れ光のある照明器具を使うことはエネルギーの浪費にもつながります。



また光害は星が見えにくくなるとか、エネルギーの浪費の問題点だけではありません。
環境省の光害対策ガイドラインでは、

・人間への影響…ギラギラした照明によるまぶしさや視認性の問題
・動植物への影響…昆虫のような走光性の種や短日性植物への影響

などが指摘されています。
動植物への影響として、近くに街灯などの照明がある場合、ホタルの生育不良や光を発しなくなったりする報告があります。またイネの生育についても、生育不良による出穂の遅れが報告されています。街灯の光にたくさんの昆虫が寄りつくことも光害のひとつと言えるでしょう。漏れ光があるため、より遠くから昆虫を誘き寄せる要因になると考えられます。
このように、光害には私たちのまわりの自然環境や社会環境に対し様々な影響があるのです。


調査地図で使用しているイメージ(2005年地図より使用):