2014.10.22 更新


SQM(スカイ・クオリティ・メーター)について


1.SQMとは
夜空の背景の暗さ(バックグラウンドレベル)を測定する装置です。
表示される数値の単位は「1平方秒あたりの等級」となり、背景の暗さが星の何等級に相当するかを示します。
広い範囲を測るSQMと、狭い範囲を測るSQM-L(新型)があります。
塩尻星の会では2012年まではSQMを使用し、2013年以降SQM-Lを使用しています。
(2013年、2014年はSQM、SQM-Lの両者で計測しましたが、サイト上への記録はSQM-Lの数値にしてあります。)

センサー部分を天頂に向けて、スイッチを押すだけで測定できるので、従来の写真測定より、短時間に測定できるようになりました。
日本では、国際光器さんで扱っています(2014年10月時点)。
2.SQMでの計測方法について
SQMは、広い範囲の明るさを感知してしまうため、明るい場所では、直接の光が当たっていない場所でも、近くの光源が影響して数値にばらつくことがあります。
このため、1地点につき5回計測し、内、最大値と最小値を破棄した3回の平均値を測定値として採用しています。
5回の計測時間は、おおむね3分以内と決めていますが、実際は、1〜2分で計測できます。

測定方法は、直接の光が当たらないように、また、できるだけ視界の開けた場所で(木の陰なども影響するので避けて)天頂に向けて測定します。
市街地では瞬時に、暗い場所でも5秒程度で1回の測定できます。
3.SQMの測定値について(写真との差異、個体差)
SQMの測定単位も写真測定の単位も、ともに「1平方秒あたりの等級」ですので、2005年(写真測定)と2006年(SQM測定)についても、継続したデータとして扱っています。
計測機器を変更したことによる差異は多少ありますが、測定日の空の条件(透明度など)の影響の方が大きいため、特に補正はしていません。
また、SQMの個体差についても、0.1から大きくても0.2の範囲で収まっているため許容範囲としています。
4.SQMに切り換えたメリット
SQMの測定のメリットは、主に以下の2点です。
・測定時間が短い
・すぐに結果が分かる
写真の場合は露光に時間がかかり、また、失敗していてもすぐに分からないということがありますが、SQMは数値がすぐに表示されるため、一晩に何箇所も測定できます。これは、透明度などの条件の揃ったデータを数多く得られるということで、より確度の高いデータになります。
2006〜2009年の期間、塩尻星の会で計測した経験より、SQMのメリットを以下の資料にまとめてあります。

光害調査におけるスカイ・クオリティ・メーターの実用性について

詳しくは、こちらの資料を参考にしてください。